2011年12月28日水曜日

今年もあったのかも…。

香深さんがあげていたモノクロームの少女達の写真を見て、古い映画のワンシーンを思いだしました。
その連想でさらに思いだしたのが「禁じられた遊び」と言う映画のオープニングシーン。



第二次世界大戦中のヨーロッパ、戦火を逃れる人の列。
その中で戦闘機の銃撃を受け、両親が死んでしまった少女が出てきます。
主人公の女の子なんですが、少女をかばい覆いかぶさり銃撃され、動かなくなった両親。

その体から抜け出した少女は、ほんの少し両親を見ていましたが、立ち上がると
痙攣したあとぐったりとしてしまった小さな犬を抱き歩き出します。
本当にあっさりと歩き出す…。


その後、馬車に乗ったおばさんに拾い上げられますが、おばさんは少女の抱えていた犬を、もう死んでるよ。と言って川に放り投げてしまう…これまた、あっさりと。

戦後間もなく撮られた映画。

人の死が日常と化した、戦火のリアリティが強烈に感じられました。

今の映画の演出では泣き叫びますよ。

逃げ出す人々の長い列が続くのは、のどかな田園風景でした。
淡々と描かれる悲惨な出来事。




厳しい現実を見た人にだけ、わかるものなのかもしれません。

0 件のコメント:

コメントを投稿