2012年2月11日土曜日

複雑なる水の袋。


何もなくなってしまったら
どうなるのだろうか、ふと考える

家も
家族も
想い出の品も
すべて無くなってしまったら

それでも人は生きて行くんだろう
何かを探しに
倒れるまで
それが生き物なのかもしれない
望みがなければ生きて行けない
それも人であろうが

生き物は
倒れるまで動けなくなるまで
生きるのをやめなかったからこそ
いままで生きてきた

目的も希望も最初からなかったのかもしれない
ただ生きる

生命は産まれたときから現象としてそう言う形だったのだ

見方を変えると生命現象は化学結合の流れのようにも見えるし
エネルギーの一つの形態のようにも見える

太陽や地球から流れたエネルギーが地球表面で上で化学結合の形をもって
ほんの少しの時間複雑な経路を流れ
炭化水素やアミノ酸タンパク質核酸などで水を包み込み
動き回る

動き回ってその他の鉱物やらの形を変え
地球上の物質の形を変える

それは光が地表の物質を変化させたり大気の流れを造ったりするのと
本質的に変わらないものなのかもしれない
しかしまあ不思議なものに見える
複雑なものに包まれた水が
動き回っているのだから

動き回るそれが生き物
植物もゆっくりだが同じように動き回っている水の袋と考えてもそんなに違わない
同じ生き物
意思とか感情とかを考えなければ
ものすごく変なもの
それが生き物という現象

でもこの宇宙のなかで存在しているのだから
それほど変わったものではないのかもしれない
基本的にそうなるようにできてるんだろう

だとしたら
生き物は生き続けるだろう
その形を条件付ける環境が続く限り

人はその環境を維持する方法をつくりだしている
条件に恵まれているからだが
この水の袋は
地表から別の星へ
物質を送ったりもする
何の目的もない生き物が
現象としてのエネルギーの滞留が
色々動き回る

生き物の一つ
水を複雑な膜で包み込んだ有機体で出来た動く塊
多の有機体を取り込みエネルーギーにし他の無機物を変化させ動き続ける
でも多分それは必然で
条件が続く限り動き続ける

だから
一時何も無くなったとしても
条件さえ整っていれば動き続けるだろう
たとえ何の目的もなくったって
動けるなら動き続ける

生きる
それが生き物
人も
その一つの形

不思議
不思議

周りに何もなくなったら
ある所を探して
倒れるまで
動きつづける

ただそれだけ
ただそれだけ


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