夏と言えば、やはり夏休みの思い出でしょうか。
関東平野のチョイ田舎に育った私は、子供の頃は夏の空ばかり見上げていました。
だだっ広く、タンボ道に出てしまえば、遮る物はほとんどありません。
青く少し水蒸気を含んだようなぼかしのある空に、ぐんぐんと伸上がっていく
積乱雲をじっと見ているのが好きでした。
雲が上がり切り、頂上がつぶれるとしばらくして雷鳴があります。
それは恐くもあるのですが、つぶれないでそのまま終わってしまうと、何か残念な気がしました。
夏の日差しの中、じっと見ていると、音も無く湧き上がって行く真っ白な塊があまりに雄大で、
鼻の頭から汗が滴り落ちるのを感じながら、
ただじっと空を見上げていました。
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